放射線予防に対する文献


放射線予防に対する文献


アガリクス・ブラゼイの放射線予防に関する文献を掲載いたします。

< 文 献 >

協和アガリクス茸粉末(Agaricus Blazei Murill Powder)単独または
協和アガリクス茸粉末(Kyowa Agaricus Blazei Murill Powder)+
サメ軟骨粉末(Powdered shark cartilage)混合粉末経口投与時の
犬の免疫系に及ぼす効果について

藤田道郎 / 織間博光 / 井谷恭子 / 栗田憲枝 / 金子真未
高村みさと / 長谷川大輔 / 谷口明子 / 島田健太郎

< 要 約 >

 全身麻酔下の放射線全身照射により免疫抑制状態を作成した犬に対し、人において免疫賦活作用があるといわれている協和アガリクス茸粉末(Kyowa Agaricus Blazei Murill Powder:以下AB-P)と、免疫賦活効果,血管新生抑制効果のあるサメ軟骨粉末(Powdered shark cartilage:以下SC)を、それぞれAB-P単独群及びAB-P+SC群にわけて経口投与を行った。そして、犬の免疫系に及ぼす効果について検討した。その結果、AB-Pの実験では対照群と比較して、Tリンパ球サブセットであるCD4及びCD5の危険率が有意に低下した。またAB-P+SCの実験では対照群と比較して、放射線障害からより早い回復傾向を示した。

< まとめ >

 放射線の全身照射を行うことにより免疫抑制状態を作成した犬に対し、アガリクス茸単独投与、またはアガリクス茸とサメ軟骨混合投与が、放射線障害である免疫低下を予防する作用を示した。