アガリクス品質基準の制定

アガリクス・ブラゼイ協議会では協議会では原料と個別製品で安全性ガイドラインを制定 しております。質の良いアガリクス・ブラゼイを使用しているかという点と、様々な原料 を組み合わせた個別製品でも安全性が確認できているかという点を確認しております。

アガリクス・ブラゼイをご利用される際には
  • 原料メーカー・製造メーカーが直接監視・監督できる場所でアガリクス・ブラゼイを
    生産している。
  • 原料メーカー・製造メーカーが直接監視・監督できる場所でアガリクス・ブラゼイ製品を
    製造・加工している。
  • アガリクス・ブラゼイ協議会で規定している安全性試験を実施し、問題が無いことを
    確認している。
という上記三点を各メーカーにご確認いただくことをお勧めいたします。
また全てのアガリクス・ブラゼイ業者がアガリクス・ブラゼイ協議会に参加されているわけではございませんので、加盟されているかどうかもご確認されることをお勧めいたします。



アガリクス・ブラゼイの安全性に関する
アガリクス・ブラゼイ協議会の自主ガイドライン

  • 原材料の安全性基準について
    1. 使用部位(基原)の確認
    2. 一般成分において、食品衛生法で定められた基準を満たしている事。
    3. 残留農薬についてポジティブリスト制で定められた基準を満たしている事。
    4. 原材料における重金属規定値を満たしている事。
    5. 動物を用いた単回並びに反復経口投与試験(90日間以上)。
    6. 遺伝毒性試験(復帰突然変異試験 染色体異常試験 小核試験)。
      以上を必須試験とする。

      ※ヒトでの安全性試験(4週間の過剰摂取試験、3ケ月以上の長期摂取試験等)は実施目標として掲げるが必須ではない。


  • 個別商品の安全性基準について
    1. 原材料で1〜6を満たし、且つ副原料(賦形剤を除く)が含まれていない場合はヒトでの過剰摂取試験が免除される。安全性試験が行われていない、または副原料が含まれている場合はヒトでの過剰摂取試験を行う必要がある。
    2. ヒトでの過剰摂取試験  
      ヒト(10名程度)による4週間の過剰摂取試験(3倍量以上)
    3. 相互作用を引き起こす副原料が配合されていないか確認を行う。
    4. 一般成分において食品衛生法で定められた基準を満たしている事。
    5. 残留農薬についてポジティブリストで定められた基準を満たしている事。
    6. 個別商品における重金属規定値を満たしている事。

      ※当初1年間については下記の試験を必須試験として実施することを義務付ける。


  • 原材料: 小核試験の実施。
          90日の反復投与試験、もしくはヒトでの過剰摂取試験の実施。

  • 個別製品: 原料において必須試験を実施し副原料を含まないことを実証、
            もしくはヒトでの過剰摂取試験を実施。

  • 細菌類についての規定
      大腸菌群は陰性で、一般細菌数(生菌数)は 3.0×10の3乗以下とする。
      飲料タイプの個別製品 ・・・ 清涼飲料水の基準を満たすこと。
      それ以外の製品化された個別製品 ・・・ 食品衛生法の基準を満たすこと。

  • トレースアビリティーについて
      原材料きのこ栽培地を事務局へ報告すること。
      消費者に対し開示できる情報は全て開示すること。

  • 重金属基準について
      水銀 [Hg]    ・・・ 0.5ppm 以下
      カドミウム [Cd] ・・・ 3ppm 以下
      鉛 [Pb]      ・・・ 3ppm 以下
      砒素 [As]    ・・・ 2ppm 以下(無機砒素として)

    < アガリクス・ブラゼイ中の重金属基準値とJEFCAによるリスク評価の比較 >
    アガリクス・ブラゼイ中の重金属基準値とJEFCAによるリスク評価の比較

    ※砒素はAs無機砒素として、平均体重=60kg
      成人1日10g摂取したとき、暫定耐容日摂取量に締める割合
以 上